根底となる陰陽論とは
皆様こんにちは。
今回も引き続き東洋医学についてお話しします。
東洋医学の根底となる哲学があります。
それは「陰陽論」であり「五行論」です。
陰陽論とはこの世の全てを陰と陽の二つの属性で捉えようとする自然哲学であり、陰陽のバランスを重視します。
しかし、陰と陽は決して固定したものではなく、相互に変転する性質を持った相対的なものでsあり、陰陽を一元的に統一する太陽の性質を反映したものに他なりません。
それはちょうど一日に昼と夜があるように、陰と陽が存在します。
しかも昼と夜の変転は連続的であり、昼に夜が内包されているように、夜に昼が内包されているように変化します。
これは「陽中に陰あり、陰中に陽あり」と陰陽の小長と相対変換によって説明できますが、自然のすべての自象はこのように陰と陽で説明できるのです。
▼陰陽太極図
上のマークは「陽中に陰あり、陰中に陽あり」をシンボル化した陰陽太極図です。
陰陽論の理論を小宇宙である人にも当てはめ、人の機能を理解し、治療の原理を導き出したのが東洋医学です。
東洋医学では、基本的には陰と陽のバランスをとることを目的に治療を組み立てます。
ちなみにこの理論は身体の筋肉や臓器にも当てはまる事です。
詳しくは次回またお話しします。
ではまた。