切り返し動作のポイントとは
皆様こんにちは。
今回は切り返し動作についてお話します。
切り返し動作は簡単にいうと方向転換をするときに働く動きです。
右方向から左方向へ進むとき、左方向から右方向へ進むとき、前方向から後ろ方向へ進むとき、後方向ろから前方向へ進むetc…
スポーツの場面や日常生活の場面でも切り返し動作は頻繁に発生します。
この切り返し動作をスムーズにする為にはいくつかポイントがありますが、私が思う切り返しのポイントは3つあります。
一つ目は"しっかり止まる"です。
特に止まるときにいかに股関節をうまく使えているかが重要だと思っています。
股関節の動きは
屈曲ー伸展
外転ー内転
外旋ー内旋
といった動きを指します。
まず止まる為には、股関節を曲げる動きを習得しましょう。
二つ目は股関節を伸ばす→曲げるといった動きを正確にできるように習得しましょう。
この動きが正確にできるようになると、止まる→切り返しの流れがスムーズに行きます。
三つ目は切り返しの際に足の指を意識しましょう。
特に切り返しの最初の一歩目はとても重要です。
足の重心の位置の小指と親指をうまく使えるようにしましょう。
親指→小指→親指(縦の切り返し)
小指→親指→小指(横の切り返し)
の使い方を意識するといいでしょう。
目の症状はなぜ起こるのか?
皆様こんにちは。
最近目の調子が良くないと感じる方はいますか?
パソコン業務が多い方は年間を通して目の症状に悩まさせる方が少なくないでしょう。
今回は目の症状についてお話します。
目の症状と聞くと
目の充血、かすみ、疲れなどといった症状があります。
その症状になる原因は二つあります。
まず一つ目は目の周りの筋肉の使いすぎによる疲労です。
画面上の字や動画の映像などを目で追う行為などが挙げられます。
そしてもう一つは体内の血の量の使いすぎ、もしくは不足している事が
考えられます。
人は筋肉などを使う際に体内の血をエネルギーに変え、行動をします。
その血を管理しているの実は"肝臓"です。
肝臓は血を管理する臓器です。
肝臓が疲れてしまうと血を余分に放出してしまいます。
目を使って作業をすると、目の周りの筋肉をたくさん使う為、それに余分な血を放出する
事になります。
その状態が続いてしまうと、目の周りの疲労が蓄積し、目の症状に繋がります。
目の周りの筋肉を正常な状態に戻し、尚且つ肝臓の状態を正常にする事が目の症状を引き起こさない秘訣になります。
酸味の効いた食材を食したり、肝臓機能を回復させる経絡(ツボ)を押すようにして
目の症状を守りましょう。
春時期にお尻を鍛えるメリット
皆様こんばんは。
今回はのテーマは"お尻"を鍛える"
です。
お尻を鍛えるには二つのメリットがあると思っています。
まずお尻周りの筋肉をピックアップすると
・小臀筋
・中殿筋
・大臀筋
【機能】
・小臀筋
→股関節の外転、内旋
・中殿筋
→股関節の外転、内旋
・大臀筋
→股関節の伸展、外旋
まずお尻の筋肉を鍛える事で主に股関節の捻る動きが良くなります。
捻る動きというのはダッシュ、ジャンプ、切り返しなどの瞬発系の動きには必要不可決な要素だと私は思います。
この時期にしっかりお尻を鍛える事で瞬発力が上がり、運動パフォーマンスの向上や日常生活での支障のリスクを抑える事が可能になります。
そしてもう一つのメリットは肝臓機能が促進される事です。
これを聞いて、頭の中で?を浮かんだ方は少なくないでしょう。
実はお尻周辺には肝臓に関係がある経絡(ツボ)がたくさんあります。
【ツボ】
・五枢(ごすう)
・維道(いどう)
・居髎(きょりょう)
・環跳(かんちょう)
特に居髎、環跳に関しては内臓機能促進はもちろん、股関節の動きを良くするツボでもあるのです。
お尻の筋肉を鍛える事で運動の機能促進だけではなく、この時期に鍛えなくてはいけない臓器(肝臓)を同時に内臓機能促進にも繋がる。
という事をぜひ覚えておきましょう。
春時期の咳について
皆様こんにちは。
最近周りで咳でお悩みの方を耳にします。
咳と聞くと、もしかしてコロナ…って疑う方もいる事でしょう。
まず認識を変えてください!
咳は元々、肺や気管などの呼吸器を守るために、外から入ってきたほこり、煙、風邪のウイルスなどの異物を気道から取り除こうとする生体防御反応の事を指します。
反対にその機能が損なわれると、身体に異常が発生するという事です。
咳=風邪orコロナ?と100%断定はできないのです。
じゃあそれでも咳を治したい!!
と考えている方!!
原因は二つあると個人的には思います!
それは季節性と横隔膜です。
季節性に関して。
まず知って欲しいのは今はまだ2月ですが、24節気観点で捉えると今は春だという事を覚えておいてください。
春仕様の身体へシフトチェンジをしましょう。
次に着目したいのが、季節性です。
この時期は肝臓や胆のうといった臓器が疲れやすく鍛える必要があります。
臓器のレベルを上げるには、前回の記事で投稿したのを参考にしてください。
加えて、二つの臓器に関係性がある"横隔膜"を鍛える必要があると思っています。
なぜかというと、横隔膜は一言で言うと、腹式呼吸(効率的の良い呼吸法)です!!
試しに、腹式呼吸をしながら横隔膜の作用を感じてみましょう.
・息を吐きながら下腹をへこませます.
このとき,横隔膜はゆるみドーム状にせり上がって肺を下から押し上げる状態になり、肺の容量が少なくなり空気が外へ出ていきます.
反対に、息を吸うときはへこませたお腹をふくらませるようにします.
このとき、横隔膜は縮み、下降して胸腔が拡大することになり、肺の容量が増え,空気が肺に入ってきます.
もしこの動くができないと心臓や肺、肝臓や胃などの臓器のちょうど中間地に横隔膜がある為、効率の良い呼吸を妨げてしまいます。
そうすると、体内にウイルスなどが侵入し、外へ排出する事ができなくなります。
したがって、風邪などの症状を発症してしまうのです。
まずは横隔膜を意識して呼吸をする事から始めましょう!
健康に必要不可欠な五臓とは
皆様こんにちは。
身体の異常は筋肉や精神状態だけではありません。
今回、人間が活動する為に必要不可欠な五臓についてお話しします。
健康でいるにためには、「肝」「心」「脾」「肺」「腎」の五臓の働きが重要になると東洋医学は考えます。
これらの臓は、西洋医学でいうところの臓器とはイコールではありません。
それぞれに東洋医学特有の捉え方があ流のです。
【肝】
血液の貯蔵を行う
自律神経などのコントロールを行う
肝臓や胆のうに深い関わりを持つ
【心】
全身に血液を循環させる
睡眠のリズムを調節する
心臓に深い関わりを持つ
【脾】
代謝や筋肉への栄養供給を行う
消化器系に深い関わりを持つ
【肺】
「気」を全身に巡らせる
皮膚や水分の代謝を担っている
呼吸器系に深い関わりを持っている
【腎】
成長、発育、生殖、老化などをつかさどる
腎臓や膀胱などの泌尿器系に深い関わりを持っている
この五臓の働きを整え、「気」を充分に持つことで、人間は健康な状態を長く保てると
東洋医学では問いてます。
西洋医学と東洋医学は病気やケガへのアプローチの仕方や考え方が異なりますが、どちらも「人間の健康をサポートする」という点では違いはありません。
どちらか一方の考え方だけ優先すればいいのではなく、西洋東洋双方の観点から病気やケガと向き合うことが大切です。
五行論という自然哲学とは
皆様こんにちは。
前回は陰陽論についてでしたが、今回は五行論についてお話しします。
五行論は自然を構成する基本要素を木・火・土・金・水の5つに分け、それぞれの関係性と秩序を説いたものです。
五行の秩序をつくる関係性は相生と相剋と言われる原理です。
相生は母子関係(木→火→土→金→水:相互に助け合う関係)であり、相剋は剋する関係(木→火→土→金→水:相互に制御する制御し合う関係)です。
たとえば、この五行に臓腑を割り当てると、木は肝、火は心、土は脾、金は肺、水は腎となり、臓腑の関係は相生と相剋で説明できるようになります。
相生では「肝は心の母であり、心を養い育てる臓」となります。
したがって、心が弱っているときはその母である肝を補うように治療します。
一方、相剋では肝は脾を剋する関係であり、肝気が高ぶっている場合は脾を必要以上に剋し、消化器症状(脾の臓は消化器系に相当)を引き起こします。
このような場合は、肝気をしずめ、脾を剋することを改善するように治療します。
【五行の相生・相剋図】
以上、前回お話しした陰陽論も五行論も東洋の自然哲学ですが、自然とともに生きている人にもそれらの原理を当てはめ、人の生理と病理を理解し、治療に応用したところ、自然の理法を尊重する東洋医学の特徴があります。
今回のお話しは哲学要素が強い為、すぐに理解できる内容ではないですが、勉強をすればするほど、たくさんの気づきに繋がります。
もしご興味あればネットでも検索できるので調べてみてください。
ではまた。
根底となる陰陽論とは
皆様こんにちは。
今回も引き続き東洋医学についてお話しします。
東洋医学の根底となる哲学があります。
それは「陰陽論」であり「五行論」です。
陰陽論とはこの世の全てを陰と陽の二つの属性で捉えようとする自然哲学であり、陰陽のバランスを重視します。
しかし、陰と陽は決して固定したものではなく、相互に変転する性質を持った相対的なものでsあり、陰陽を一元的に統一する太陽の性質を反映したものに他なりません。
それはちょうど一日に昼と夜があるように、陰と陽が存在します。
しかも昼と夜の変転は連続的であり、昼に夜が内包されているように、夜に昼が内包されているように変化します。
これは「陽中に陰あり、陰中に陽あり」と陰陽の小長と相対変換によって説明できますが、自然のすべての自象はこのように陰と陽で説明できるのです。
▼陰陽太極図
上のマークは「陽中に陰あり、陰中に陽あり」をシンボル化した陰陽太極図です。
陰陽論の理論を小宇宙である人にも当てはめ、人の機能を理解し、治療の原理を導き出したのが東洋医学です。
東洋医学では、基本的には陰と陽のバランスをとることを目的に治療を組み立てます。
ちなみにこの理論は身体の筋肉や臓器にも当てはまる事です。
詳しくは次回またお話しします。
ではまた。